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【計測事例】歩いて計測、すぐ3D―都市空間で実感したNavVisの機動力
見慣れた風景が、歩くだけでリアルな3Dデータになる――そんな不思議でちょっとワクワクする体験を、ぜひ皆さんにも感じていただければと思います。
早速ですが、まずは点群フライスルー動画をご覧ください。
計測結果と計測状況
■ 計測時間:27min
■ 計測距離:807m
■ パノラマ写真枚数:168枚

■ 準備:現地到着後すぐに計測開始。特別な事前準備やキャリブレーションは不要
■ 計測環境:
-両側に桜の木が立ち並ぶ細長い遊歩道
-枝が頭上を覆っている箇所も多数
-地面は舗装されているものの、木の根や傾斜の影響で完全に平坦ではない
■ 計測中の印象:
-歩くだけでスムーズにデータを取得することができた
-人通りを邪魔することなく計測を進められた
計測した場所と環境
今回スキャンしたのは、神田川沿い桜並木の歩道です。
普段は散歩や通勤ルートとして親しまれており、春になると桜の名所として親しまれているこのエリアには、川に沿って細長く続く遊歩道があり、両側に桜の木が立ち並んでいます。

▲神田川沿い桜並木の写真
一見、特別な場所ではないこの日常的な風景も、3Dでスキャンするとどのように映るのだろう──そんな期待と同時に、現地では少し不安もありました。
頭上を覆う枝や視界をさえぎる低木、わずかな地面の起伏など、「スムーズにスキャンできるだろうか?」と気になっていたのです。
ですが、NavVis VLX 3は狭く入り組んだ木の間でも、歩くだけでスムーズに計測が可能。事前準備や途中の設定変更も必要なく、不安はすぐに解消されました。
上部と前部に搭載されたレーザーにより、360度の環境を水平方向・垂直方向に同時に捉えることができ、枝や川沿いの構造、小さな階段や手すりといった細かなディテールまで、しっかりと3Dで再現されていました。
見慣れた風景がそのまま3Dに再現されることに、素直に驚かされました。

現場でのちょっとした出来事
NavVis VLXを背負って歩く計測中に、散歩中の方やジョギング中の方から「それ何してるの?」「映画の撮影みたい!」「Youtuberですか」と声をかけられる場面が何度かありました。
説明すると、「そんなのがあるんだ!」「面白そうだね」と興味を持ってくださる方もいて、3D測量というと“難しそう”なイメージがある中で、「楽しそう」「ちょっと未来っぽい」と感じてもらえたのが印象的でした。
さらに、今回の計測では精度を高めるために、以下のポイントを意識しました:
- ・8字型のルートで移動(ループクロージング)
同じ場所を複数回通ることで、位置精度が安定します。
- ・ゆっくりと一定のスピードで歩く
レーザーの照射密度が上がり、ディテールも捉えやすくなります。
- ・写真をこまめに撮影
撮影した画像をもとに色付きの点群が生成されるため、仕上がりがより鮮明になります。
こうした工夫のおかげで、より正確で細かい3Dモデルを作ることができました。
NavVis VLX3の機動力と手軽さがあるからこそ、3D計測がより身近なものになっていくのだと実感しました。
おわりに
普段、何気なく歩いている都市空間が、NavVis VLX3を使えば簡単に3Dデータとして“記録”される――そんな体験は、私にとってとても新鮮で、不思議なものでした。
桜が散ってしまった後でも、スキャンしたデータを見返すと、満開の桜や川沿いの構造物、歩道の起伏までもが鮮明に再現されており、「空間をそのまま残せる」3Dスキャンの力を改めて実感しました。
そしてこのようなデータ取得が、都市空間におけるさまざまな業務にも広く活用できます。
たとえば──
- 再開発やインフラ整備前の現況記録:景観・構造・動線を含む情報を正確に保存
- 維持管理・点検のベースデータ:河川沿いや歩道の経年変化比較にも活用
- 設計・施工段階での共有データ:BIM/CIMとの連携により合意形成を加速
- 地域資産のデジタルアーカイブ:景観や空間体験をそのまま保存・活用
「専門的なスキルがないと扱えないのでは?」というイメージを持たれることもある3Dスキャンですが、NavVis VLXなら、背負って歩くだけでどなたでもスキャン可能です。
都市空間でもこのような活用が可能で、実際のビジネスにも展開できるユースケースがたくさんあります。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
具体的な導入事例や、運用上のポイントなどもあわせてご紹介させていただきます。
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