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【活用事例】NavVisが海外プラント業界で実現する効率化と革新
お客様の声に向き合いながら、NavVis製品を通じて課題解決や業務改善に貢献する取り組みの一環として、今回は海外プラント業界での活用事例から厳選した3つのユースケースをご紹介いたします。
要約
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ユースケース① – 3Dデータ活用による石油精製プラントの設計作業の効率化→ <ご興味のある方、詳細はこちら>
ユースケース② – 化学プラントのデジタルツイン化に向けた取り組み→ <ご興味のある方、詳細はこちら>
ユーズケース③ – 高精度点群データからBIMモデルへ:石油化学プラントの空間把握を向上→<ご興味のある方、詳細はこちら>☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
3Dデータ活用による石油精製プラントの設計作業の効率化
試験・検査・認証を行う大手企業のひとつであるIntertek社(本社:ロンドン)は、カリフォルニアの敷地約12.1万㎡におよぶ石油精製プラントにて、NavVis VLXを活用し、高品質な3Dデータを短時間で取得しました。
高さ約90mの塔やタンク、数kmにもおよぶ配管、大型機器がひしめく複雑な環境下においても、従来の設置型スキャナー(TLS)と比較して、5倍以上のスピードでデータ取得を完了しました。
高品質に取得できた3Dデータは、既設プラントの拡張計画におけるレイアウト計画やルート設計に活用され、複数拠点にまたがるチーム間の調整も効率化することができました。
これにより、現地作業を大幅に削減し、既存のワークフローへのスムーズな統合と実質的なコスト削減を実現しました。

化学プラントのデジタルツイン化に向けた取り組み
ドイツに本社を置く大手化学メーカー Henkel は、3か国に渡る17工場(敷地面積:計25.8万㎡)を、NavVisを活用して各工場の3Dデータを取得しました。
Henkel では、NavVis IVION を用いて社内システムと連携し、工場のリアルタイムな情報を一元的に管理・可視化しています。
設備の稼働状況やパフォーマンスなどを世界中どこからでも把握でき、迅速で適切な意思決定を支援しました。
これにより、工場運用や保全業務のワークフローを効率化するとともに、新人教育のスピード向上や定着率向上にも大きく貢献しています。
高精度点群データからBIMモデルへ:石油化学プラントの空間把握を向上
石油化学プラントの大規模運用施設において、NavVis VLXを活用して約6万㎡の点群データを取得しました。
NavVis VLXの点群データは短時間のスキャンにも関わらず、抜け漏れの少ない密な点群データを取得できるため、点群データをベースにプラント全体のフルBIMモデルを作成することができました。
このBIMデータを活用することで、設備管理、保全計画、将来のインフラ更新計画に役立つ強力なプラットフォームを構築できます。
これらの事例を通じて、海外におけるNavVis活用が皆様の業務改善や新たなヒントにお役立ていただければ幸いです。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ詳細資料をご請求いただくか、プラント業界ユースケースのホームページも併せてご参照ください。

