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【ユースケース】NavVisで実現する、解析・シミュレーションにおける点群活用
過去にお送りした記事では、点群を活用した機器の配置検討方法について、ご紹介してきました。
・面積・距離計測機能による簡易的なレイアウト検討
・点群とCADデータを活用した設備配置検討

▲“エリア”を自由に移動させる機能
このように、WEBビューワ「NavVis IVION」のバーチャルウォークと点群ビューによって、まるでその場にいるかのように現場を見ながら、「設備同士が干渉しないか」、「視認性に問題はないか」などのシミュレーションが専用ツールをもってない方であっても簡単に操作いただけます。
今回は、点群データを活用して「温熱環境」や「電波伝搬」を解析・シミュレーションした事例についてご紹介します。
建物や設備・什器の”形状”をNavVisにより点群として正確に記録することで、正確な”空間”内の温熱環境や電波伝搬に関する緻密な解析・シミュレーションが可能となります。
事例①:NavVis x 温熱環境解析・シミュレーション
NavVis LXシリーズで既存建物を計測し、完全クラウドCAE「SIMSCALE」で温熱環境シミュレーションを行うことで、工場内の最適な換気方法や熱対策を定量的に検討できます。
点群データを元に3Dモデリングを行うことで、シミュレーションモデルの作業時間を大幅に短縮し、図面が無い工場に対しても、解析・シミュレーションを可能にします。

事例②:NavVis x 電波伝搬解析・シミュレーション
NavVisで計測・構築した3Dデジタル空間上に、現場サーベイ・モニタリングデータ・電波伝搬の解析結果を可視化することで、電波の届きにくい場所を視覚的に把握し、改善策の効果検証を効率化できます。
点群データを活用することで、図面には書かれていない設備・什器まで考慮した、緻密な解析・シミュレーションを可能にします。

「電磁界・電波伝搬・ネットワーク 解析ソフトウェア・ソリューション」ご紹介
シミュレーション技術や運用環境の進歩により、大規模で複雑な空間を対象としたシミュレーションが可能になった一方で、シミュレーション用のモデル作成には、多くの時間が必要になっています。
また、設備更新が頻繁な場合や建物を長く使い続ける場合には、現況に合わせて、シミュレーション用モデルを更新し続けることが必要になります。
NavVis 3Dレーザースキャナ「NavVis VLX」や「NavVis MLX」を用いることで、それらの課題を解決し、モデル作成を効率的に行っていただけます。
大規模空間であっても高精度かつスピーディな計測が可能で、可搬型の計測器のためデータの欠損が少なく、高性能なLiDARとSLAM処理アルゴリズムによって、ノイズが少なく表面再現性の高い点群データ化が可能です。
更に、当社で培ったシミュレーション技術により、例えば電波伝搬のモデルを点群から自動的に作成できるようになってきています。
将来的にはAIの進歩により、計測した点群データから高い精度で建築物・設備・什器の検出・分類が出来るようになったり、シミュレーションに必要な物性値の自動的な関連付けが出来るようになれば、シミュレーションの効率化が劇的に進むかもしれません。
今後も、点群活用の最新動向について、ご紹介していきたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
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