お知らせ

2024.02.15

【計測体験記】NavVis VLX3で見る石神井公園:計測の探検

 構造計画研究所 NavVis事業室 マーケティングチームでは、NavVis VLX3を使って、東京都練馬区にある石神井公園の3Dレーザースキャンを行いました。今回はそのご報告を、2023年9月にNavVisチームに加わりました楊(ヨウ)がお届けします!

 皆さまが初めてNavVis VLXを見たとき、「これはなんだろう」「これを使ってスキャンするのは面白そうだな」と思いませんでしたか?私もチームに加入した当初、同じような感想を持ちました。 私にとって初めてとなるNavVis VLX3での現場計測体験を通じ、NavVis VLX3がいかに素晴らしいテクノロジーなのかを改めて実感しました。 この場をお借りして、私が3Dスキャンの探検中に感じた驚きと興奮をお伝えします。


 

NavVis VLX3の色鮮やかな点群データ

 最初にご覧いただきたいのが、今回の3Dスキャンで取得したNavVis VLX3の計測データです。東京都練馬区の石神井公園「記念庭園」の自然環境と美しい景観が色鮮やかに再現されているかと思います。

 

 動画でご覧いただいたエリアの3Dスキャンに要した時間は、たったの10分でした。また3Dスキャン後も、手作業による加工はしておらず、自動で解析処理しただけです。短い計測時間と簡単な処理にも関わらず、これほどまでリアルで鮮明な点群データを取得できることに驚きを隠せませんでした。

 


NavVis VLX3の魅力

 NavVis VLX3は、高性能なLiDARおよびSLAM技術を使用して3Dスキャンを行う移動式レーザースキャナーです。昨年11月7日に弊社構造計画研究所が主催した「KKE NavVis Summit Japan 2023」でNavVis VLX3を展示いたしましたが、多くの参加者様から直感的なインターフェイスと肩に乗せた計測スタイルの利便性を高く評価いただきました。特にNavVis VLX3は、前世代のNavVis VLX2と比較して搭載しているLiDARが高性能になり、より遠くのデータを密に取得できるようになっただけでなく、細部の再現性が向上しています。 

 多くのユーザー様から評価いただいているNavVis VLX3の計測の容易さやSLAM技術の堅牢さは、今回の石神井公園の計測においても力を発揮し、難なく3Dスキャンを進めることができました。

 

 石神井公園は豊かな自然環境を誇り、広大な緑地や緑豊かな木々を眺めることができます。その中には、今回計測した「記念庭園」のように狭い歩道や斜面など不安定な地形も存在しており、やや複雑な環境もありましたが、NavVis VLX3の高いLiDAR性能とSLAM技術により、エラーで中断することなく3Dスキャンを行うことができました。

  

▲NavVis VLX3を肩に載せて公園内の斜面を登って計測している様子

  

 こういった機動性や操作性の高さから、NavVis VLX3は工場やプラントだけでなく、都市計画・道路台帳図面・樹木管理といった幅広いシーンでご活用いただけることも不思議ではないと改めて実感しました。

 また、例えば都市部で計測する場合、歩行者や車両の妨げにならないことや安全面に十分気を使って計測を進める必要があります。NavVis VLX3は体に装着した状態で計測が可能なので、スムーズな移動と安全性を担保できることが大きなメリットになるのではないかと感じました。

 今回のような公園の計測にも、まさにNavVis VLX3が適しているのではないでしょうか。

 

点群データの美しさ

 今回の体験で私にとって最も印象的であったことは、実際の写真と点群データを比較することでした。パッと見たとき、「どちらが写真?」と見違えるほどのデータができており、つい他のチームメンバーにクイズを出したほどです。

 点群のフライスルーだけでもNavVis VLX3の点群品質の高さが理解できますが、このように実際の写真と比べると、より一層その再現性の高さが見て取れるかと思います。公園の木々や地面、建物の輪郭といったディテールを見事に捉えられており、本当に驚きました。

  • ▲一眼レフで撮影した公園内の写真
  • ▲NavVis VLX3で取得した公園内の色付き点群データ

  

 公園の地面には草木や石畳、また芝生など様々な素材がありますが、これらの質感や起伏といった微細な差異も鮮明に再現されていました。

  • ▲一眼レフで撮影した公園内の状況
  • ▲NavVis VLX3で取得した公園内の色付き点群データ

  

 NavVis VLX3が点群を利用して現実の状況を再現し、写真のように描き出す色付きの点群データは、まさにNavVisの技術の結晶であると感じました。エンジニアリングワークに利用されることの多い点群ですが、純粋なデータの美しさも注目ポイントと私は思います。

 

探検を振り返り

 私は今回初めて現場計測に参加しましたが、最も感心したのは、NavVis VLX3の高速な計測と高品質なデータです。

  

 計測時間10分のデータをご覧いただき、計測スピードの速さはすでに感じていただいたかと思います。また、「計測方法の習得」という観点でも、NavVis VLX3は ”高速” です。組立から起動までの計測準備も非常にスムーズで、計測手順も非常にシンプルなので、私のような新人であっても、使い方に悩むことはなく、少しのレクチャーで動画のようなデータを取得できました。皆様もNavVis VLX3を少し触れば、すぐにこのようなデータを取得することができると思います。

  

 また、計測の速さだけでなく、生成されるカラフルな点群データは、写真とは見分けがつかないほどのリアル感があります。ぜひ皆様にも一度ご体験いただきたいです。

  

  

まとめ

 NavVis VLX3の3Dスキャンのスピードとデータ品質であれば、皆さまの業務における「3Dデータ化の加速」を益々ご支援できるのではないかと期待に胸を膨らませております。

 

 NavVis VLX3に興味を持っていただいた方は、ぜひ資料請求や弊社へのお問合せをご活用ください。

 

 これからもNavVis VLX3を使った様々な環境での3D化の可能性を追求していきたいと思います。「このような現場を検証してほしい!」といった声も募集しておりますのでぜひお問合せください。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  

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