お知らせ

2024.03.28

ストリートビューライクなWebビューワ「NavVis IVION」のクラウドサービスをAWS東京リージョンにて提供開始

ストリートビューライクなWebビューワ「NavVis IVION」が、AWSアジアパシフィック(東京)リージョン(以下、東京リージョン)においてサービス提供できることになりました。これまでのNavVis IVIONはAWSドイツリージョンのみのご提供でしたが、開発元のドイツ以外で初となる新たなリージョンでのサービス開始により、これまで以上に快適な現場把握を実現します。

*AWS: Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス)の略で、Amazonが提供するクラウドサービスの総称

**リージョン:クラウドサービスで利用するデータセンターの所在地



本リリースの要点

①NavVisのWebビューワ「NavVis IVION」のクラウドサービスを、東京リージョンにて提供開始

②契約時のハードルとなっていた「日本国外にデータ移転されることの懸念解消」&「より高速で快適な閲覧環境」を実現

③ドイツ以外で初となる東京リージョンからのサービス提供により、日本国内の自動車工場やプラント等における製造設備・生産ラインの検討、維持保全業務、建設現場における進捗管理・情報共有の効率化に更なる貢献

 


背景

昨今、製造業の工場、プラント、建設現場では人手不足が大きな課題となっており、デジタル技術の活用が求められています。「NavVis IVION」を活用することで、「NavVis VLX」で計測した設備機器や構造物の3Dデータを遠隔から手軽に把握することができ、製造設備・生産ラインの検討や維持保全業務の効率化が期待されます。データはクラウド上で管理可能なため、サーバ管理など運用上の手間やコストを削減できます。

 

一方で、これまでのNavVis IVIONはAWSドイツリージョンを利用していたため、日本の企業様から「日本国外にデータ移転してしまう」ことを懸念される声が少なからず存在していました。また、点群のようなサイズが大きいデータを、ドイツリージョンと物理的に距離のある日本国内のお客様が表示する際に遅延が生じてしまい、NavVis IVIONの機能性を十分に発揮できないといった課題もありました。

 

 

サービス概要

この度、2024年3月13日より、開発元のNavVis GmbH(本社:ドイツ ミュンヘン、CEO:Felix Reinshagen、以下NavVis社)の契約にて、AWS東京リージョンで「NavVis IVION」のクラウドサービス提供を開始しました。東京リージョンを利用することで、クラウドサービス契約時のハードルとなっていた日本国外へのデータ移転の懸念が解消されます。また、利用者とクラウドサーバー(データの所在)の距離が近くなることで、3Dデータを素早く閲覧することができ、より高速かつ快適なユーザーエクスペリエンスを実現します。 

 

  

  

 

   

NavVis社CEO Felixからのメッセージ

Together with our partner Kozo Keikaku Engineering (KKE) we are excited to launch ‘in Japan hosting’ for our suit of NavVis IVION solutions. NavVis IVION allows hosting of very large reality captured digital twins of buildings and industrial assets, for large numbers of users with an easy-to-use browser-based maps/street-view style interface. 

Low latency, data sovereignty and cybersecurity are key features that clients are looking for in cloud-based applications. Our new, Tokyo based hosting of NavVis IVION is a major step forward for our Japanese customer base.

(弊社訳)

NavVis社は、当社パートナーである構造計画研究所と共に、NavVis IVIONソリューションを東京リージョンで提供開始できることを大変嬉しく思います。NavVis IVIONは、使いやすいブラウザベースのマップ/ストリートビュー形式のインターフェースにより、建物や産業資産の非常に大規模なデジタルツインを多くのユーザーに提供します。

遅延の少なさや、データの所在地、またサイバーセキュリティは、クラウドベースのアプリケーションでユーザーが求める主要な機能です。日本のお客様にとって、東京を拠点としたNavVis IVIONの新しいサービスは大きな前進になります。


今後について

今回サービス提供を開始するNavVis IVION 東京リージョンは、開発元のドイツ国内に続く2つ目のリージョンです。

今後もNavVis社との強いパートナーシップのもと、より日本市場にマッチした機能や価値提供を展開することで、自動車工場やプラント、建設現場をはじめとする、日本のものづくり現場の業務効率化や品質向上に寄与していきたいと考えています。

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