お知らせ
点群とは【点群処理シリーズ第1回】
NavVis VLXなどの3Dスキャナーで計測することにより、3次元点群モデルを作成できます。
この点群。
馴染みのない方にはイメージがつきにくい、ということで、簡単に説明させて頂きます。
Wikipediaさんによると、点群(ポイントクラウド、point cloud)とは、
「コンピュータで扱う点の集合」
のこと。
・・・まだよく分かりませんね。
映画MATRIXをご覧になったことはございますか?
MATRIXでは、数字やローマ字やカタカナなどの記号の集まりで、バーチャル世界に存在する物体(人、壁、車、建物etc)を表現していました。
権利の関係で、ここに画像を載せられませんが。
一方、点群モデルは、MATRIXの世界で使われていた記号の代わりに、点(厳密には、スケールを持つ立方体)の集まりとして、物体を3次元表現しています。
例えば、立方体を点群モデルで表現すると、下の図の右側のようになります。
NavVis IVIONでは、こんな感じで点群モデルを表現しています。
写真?? いえいえ、実は3次元的な広がりをもつ 点の集まりなんです。
なので、例えばNavVis IVIONを使うことによって、机の点群モデルを移動させて部屋のレイアウトを検討したり、什器の点群モデルを移動させて搬入経路を検討したりすることができます。
いかがでしたか?
簡単な説明でしたが、「点群」のイメージを掴んでいただけましたでしょうか?
次回以降では、この点群モデルを「どうやって作るの?」「使うと何が嬉しいの?」
についてご紹介していきたいと思います。お楽しみに。
【点群処理シリーズ】
第1回:点群とは
第2回:計測デバイスあれこれ
第3回:3次元データをどのように取得?センシング技術について